アウトドア般若心経2| 六節目
色不異空(しきふいくう)
意味
色不異空(しきふいくう)とは
「形あるモノも実体が無いことと同じこと」
と言う意味です。
「色」は目に見えて認識できるもの、この世の形あるモノすべて
「空」は目に見えないもの
目に見えるモノも見えない事と同じ事である。
修行の気づき
タイの古式マッサージの「色」
ふとん屋の「不」
伊藤園の「異」
駐車場の「空」
今回一番気に入っている一文字は
駐車場の「空」です。
街中で「空」を探すのは比較的簡単です、おそらく般若心経の文字の中で一番街にあふれている文字は「空」かもしれません。
なぜなら、街には多くの駐車場があるからです。
駐車場には必ず「空」か「P」が存在します。
仏教で「空」は目に見えないモノの事を指します。
では駐車場に書かれている「空有り」とはどういう事なのでしょうか?
「目に見えないモノが有る」
ここには「目に見えないモノが存在している」
今回撮影した「空」は20%しか存在していませんでした。
点滅しているところを撮影したのですが、なかなか100%の光っている状態を撮影する事ができず
最後は諦めましたが、帰り道に思った事は
100%の「空」も20%も「空」も同じ「空」なんじゃないか。
という事です。
次に撮影する時は10%かもしれないし40%かもしれない。
仮に0%だったとしてもそれは「空」です。
空への理解へ一歩進んだ気がしています。
アウトドア般若心経とは、みうらじゅんが提唱した「般若心経」の新しい写経のことです。
経文を街の看板やポスターなどから探して写真を撮影し集める修行になります。
写経
マイルール
・寺社にある文字は無し
・お経の順番通りに集める
・響きが合っていればなんでも良い
今ココ
仏説摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時
照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子
色不異空 空不異色 色即是空 空即是色
受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相
不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中
無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法
無眼界 乃至無意識界 無無明亦 無無明尽
乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得
以無所得故 菩提薩埵 依般若波羅蜜多故
心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想
究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故
得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多
是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪
能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪
即説呪日 羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦
菩提薩婆訶 般若心経