同じ人なんていない

人はみんな違う。

ドッペルゲンガーや双子のように顔が似てる人はいるけど、同じではない。

生まれた時間や指紋は違う。

自分と他の人は全然違うので、世界の見え方も人それぞれ。

同じ現象や事実も人によっては楽しく、辛いと感じる人もいる。

自分自身でさえ、時と場合によって感じ方が変わってくる。

先週、コーヒーをこぼした時に楽しいと感じて写真を撮影した。

その日は気分が良くて、常にシャッターチャンスを狙っていた。
コロナ禍で刺激のない生活が続く中、コーヒーがこぼれた事は僕にとって刺激だった。

もし、気分の悪い日にコーヒーをこぼしていたら、さらに気分が悪くなっていただろう。

今の自分と昨日の自分でさえ違うのだ。
他の人が同じわけがない。

だから、他の人をと同じであろうとする事には無理がある。
あの人になりたい、あの人のようになりたい、ではなく。
あの人はあの人、自分は自分と思える事が重要だと思う。

言葉では理解できても、無意識の中で他人を羨む自分が居座り続ける。
あの人になりたい、あの人のようになりたい。
あの人が羨ましい。

テレビに映る芸能人の豪邸訪問。
いいないいな、金持ちっていいな。
インスタで投稿される、美人モデルのオシャレスナップ。
いいないいな、可愛い人っていいな。

いいないいな、人間ていいな。
美味しいご飯に、ポカポカお風呂、あったかい布団で眠るんだろな。

本当はご飯とお風呂とお布団があれば幸せなのに、勝手に流れてくる他人のもっと贅沢なライフスタイルを羨み自分を見失う。
テレビがこの世に登場して以来、多くの人が身の丈以上の生活を求めらようになったと思う。

同じ人はいない。
テレビやインスタの向こう側にいる人にはなれない。
ならなくていい。

そもそも同じ人はいないのだから。

まずはテレビとスマホを手放して、もう一度自分の呼吸から学び直してほしい。