ワークマンはなぜ2倍売れたのかの感想

ワークマンはなぜ2倍売れたのか

本「ワークマンはなぜ2倍売れたのか」の感想です。

この本はマーケティングの教科書と表現されています。
簡単に言うと、今の時代に合わせて商売の基本を考え抜いている、そんな感じでした。

僕がメモしたポイントは3つ
1、ファンの期待を決して裏切らない経営
2、Amazon=ビックデータに勝つ為にポジションをとって競争をしない
3、自由とデータに強い組織作り

1、ファンの期待を決して裏切らない経営

本の冒頭に書かれていた一文です。
「ファンの期待を決して裏切らない経営」
ワークマンの根幹はここにあると思いました。
例えば
コンビニでドリンクコーナーが無くなった
吉野家の牛丼の味が変わったら
ドミノピザのテイクアウトしても半額が終わったら
どうでしょう?
がっかりするし、二度と行かなくなる可能性ありますよね。
我々は企業に対して何かしらの期待をしています。
コンビニだったら手軽にドリンクや食べ物を購入したいし
吉野家だったら昔から変わらないあの味を食べたいし
ドミノピザだったらテイクアウトして2枚以上購入して半額にしたいし
その期待に毎回答えてくれるから、何度もリピートするわけです。
ワークマンはこのファンの期待をしっかり直視し、このコロナ過でも判断基準にしています。
ファンの期待にこたえ続ける。
とてもシンプルですが、難しい事です。
顧客視点でワークマンの存在意義を問い続ける事で、時代に合ったサービスやプロダクトが生まれ続けるのだと感じました。
これは企業の大小や業態に関わらず学ぶと言うか、意識すべきポイントだと感じます。
データ化や組織マネジメントの前にやるべき事だと思います。

2、Amazon=ビックデータに勝つ為にポジションをとって競争をしない

ビックデータを使いこなす大企業にどう立ち向かうかは多くの中小零細企業の課題と言えます。
ワークマンはその成功例だと思います。
ただデータ化するのではなく、どのポジションを狙うのかを明確にします。
ワークマンの場合はアパレル業界のブルーオーシャン(機能性+低価格)を見出しました。
そして、Amazonに勝つため、徹底的にコストと品質にこだわります。
お客様の期待(安くて良いもの)を提示し続けているのです。
ビックデータに勝には、領域をフォーカスしてこだわりぬく事がヒントかもしれません。
確かに田舎の商店街で生き残っているお店は、一点集中型です。
名物の饅頭屋とかメロンパン専門店とかおばさん専用アパレルショップとか。

3、自由とデータに強い組織作り

ビジネスを進めるのはデータでは無く人です。
データが人を支配するのではなく、人がデータを使いこなすのです。
ワークマンにはデータサイエンティストはいません、全員がデータを使いこなします。
データを使いこなすというのは、関数やプログラミングができる事では無く
データを活用しビジネスを進める事です。
中にはプログラミングも出るようになった人も3%ほどいるそうですが。
一見、データに強い組織は窮屈に感じますが、基本的は自由です。
自由の上にデータがある感じです。
商品開発も制限はなく、アパレル会社なのに何でも作って良いそうです。

以上が個人的に気になったポイントです。

テレビの取材では「データ組織」のイメージが強いですが、その根底には徹底的な顧客目線があるように感じました。
すべてはそこからはじまります。

人はどんなを求め、期待し、喜ぶのか。
そのパターンを知るためにデータを活用し、実験し続けている。

そんな印象を受けました。

最後に

小さい頃から読書するのも読書感想文を書くのも嫌いでした。
なので、今キーボードを叩いていますが少しだけキツイです。
それでも、本から学べる事はたくさんありますし、ただ読んでいるだけでは身に染みないので
このようにアウトプットする癖をつけているわけです。

文章はうまくないですが、自分なりに積み重ねたいと思っています。

出来るだけ要点を抑えて、簡潔に、そして楽しくをモットーに続けたいと思います。